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電子ペーパーのPVI、生産能力の大幅拡充を計画


ニュース 電子 作成日:2010年2月4日_記事番号:T00020805

電子ペーパーのPVI、生産能力の大幅拡充を計画

 
 電子ペーパー大手の元太科技工業(PVI)の劉思誠董事長は3日、今年の設備投資額を5,000万~6,000万米ドルと定め、傘下の電子ペーパー材料メーカー、米イーインクの生産能力を3倍に、またモジュールの生産能力を今後5年で15倍へと大幅に拡充すると表明した。4日付工商時報が伝えた。

 イーインクは電子ペーパーの応用拡大を機に、昨年通年の売上高が前年比370%増の1億5,000万米ドル、今年1月も前年同月比3.8倍の1,800万米ドルと、業績を飛躍的に伸ばしている。

 また、PVI自身も昨年第4四半期の売上高が41億7,000万台湾元(約118億円)と前期と同水準ながら、純利益は2億8,000万元を上回り5倍以上となった。今年1月の売上高も前年比2.5倍となる12億6,100万元に達している。

 なお、先週発表された米アップルのタブレット型パソコン、iPadが電子ブックの脅威とみられていることについて同社は、「電子ブックリーダーは、電子ペーパーの低消費電力、軽量、長時間利用、屋外での利用性の高さといったメリットが生かされている」とし、特に影響は受けないと強調した。