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作成日：2010年2月4日_記事番号：T00020811
ＡＵＯ、３月まで受注見通し良好
４日付電子時報によると、液晶パネル大手、友達光電（ＡＵＯ）は既に３月までの受注見通しが立っているもようだ。中国で春節（旧正月）連休シーズンの液晶テレビ需要が旺盛とみられること、ＩＴ（情報技術）製品向けパネルでも在庫積み増し需要が続いていることを背景に、パネル各社は、第１四半期は景気好調が続くことがほぼ確定的との見方で一致している。
第１四半期は、中国の強い液晶テレビ需要に支えられ、各社の大型パネル出荷は昨年第４四半期水準を維持、さらに価格も１月に上昇という珍しい状況が見られた。
ＡＵＯは、中国の液晶テレビ在庫は春節シーズンを控えて高い水準にあるが、同シーズンの販売台数が予想通り（通年の15％）となれば、今後の在庫消化に大きな問題はないと予測している。
今後の動向についてＡＵＯは、現在のパネル価格上昇は、仮定の需要に基づいている側面があるとの認識を持っており、第２四半期には小幅な揺り戻しがあるとみているが、「今年全体の景気にとっては良いこと」としている。
