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ガソリン価格計算式、「台塑石化には無関係」=王文潮董事長


ニュース 石油・化学 作成日:2010年2月11日_記事番号:T00020987

ガソリン価格計算式、「台塑石化には無関係」=王文潮董事長

 
 台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)の王文潮董事長は10日、原油価格に連動したガソリンなどの小売価格の計算式について、経済部が台湾中油に規範を示したものにすぎず、民間企業の台塑石化には無関係だとの認識を示した。11日付工商時報が伝えた。

 王董事長は「石油価格は本来市場メカニズムによって決定されるべきだ。台塑石化の価格はすべて競争原理に基づき決定されている」と強調した。

 王董事長はまた、台湾中油による空気汚染防制費(大気汚染防止費)の過剰徴収で、台塑石化も不当利益を上げているのではないかとの印象が広がりかねない点については、「そのような言い方は許さない」とし、空気汚染防制費などを適切に支払っていることを強調した。その上で、「計算式に問題があるのであって、台湾中油や台塑石化が(空気汚染防制費などを)着服したわけではない」と指摘した。

 台湾中油が取り過ぎ分還元を目的にガソリン、ディーゼル油の小売価格を値下げしたことを受け、台塑石化も10日夕から小売価格を1リットル当たり0.3台湾元(約0.84元)値下げした。これにより、両社の小売価格は再び横並びとなった。