液晶パネル大手、友達光電（ＡＵＯ）は10日、傘下のバックライトモジュールメーカーの奈普光電科技（タイワン・ナノ・エレクトロオプティカル・テクノロジー）と輔祥実業（フォアハウス）を今年９月１日に合併させると発表した。11日付工商時報が伝えた。
存続会社はフォアハウスで、合併比率はフォアハウス１株に対し、タイワン・ナノ1.51株となる。
両社はいずれもＡＵＯ傘下のバックライトモジュールメーカーで、生産量の90％以上をＡＵＯ向けに納入している。タイワン・ナノは主にノートパソコン向け、フォアハウスは主にディスプレイ、テレビ用のバックライトモジュールや導光板を生産している。
タイワン・ナノの彭双浪董事長（ＡＵＯ執行副総経理）は、「双方の商品群は相互補完性があり、合併によってフォアハウスの導光板材料事業を統合することで、重複投資を防ぐことができ、設備利用効率も高まる」と指摘した。
ＡＵＯは昨年12月にも系列の発光ダイオード（ＬＥＤ）パッケージング（封止）メーカー、凱鼎科技（ライトハウス・テクノロジー）とエピタキシャル基板メーカーの隆達電子（レクスター）の対等合併を発表している。
