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南部の渇水対策、特別条例500億元拠出


ニュース その他分野 作成日:2010年2月12日_記事番号:T00021008

南部の渇水対策、特別条例500億元拠出


 行政院は11日、南部の渇水対策に500億台湾元(約1,400億円)の資金を拠出するため、南部への用水供給の安定化を目指した特別条例案を閣議決定した。特別予算を編成せず、不急の予算を渇水対策に転用することで資金を確保する。期間は6年間を見込む。12日付工商時報が伝えた。

 高雄周辺では3月にも水不足の深刻化が懸念されており、行政院は特別条例案を閣議で緊急決定し、渇水対策を急ぐことにした。

 施顔祥経済部長は「特別条例は非常に重要だが、特別予算は組まずに、既存予算から転用することになる」と述べ、ひとまず景気対策予算から180億元を確保する考えを示した。

 特別条例案には、南部の水源となる曽文、南化、烏山頭の各ダムの集水域管理を強化し、乱開発、乱伐などの防止も盛り込んでいる。取水に影響を与える集水域での土砂災害を防ぐことが狙いだ。また、ダムに流れ込んだ大量の流木に関しては、場合によっては焼却処理も認めることにした。