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作成日：2010年2月12日_記事番号：T00021011
バイテク業界、生技研究園区の林口移転に反対
バイオテクノロジー分野の業界団体、国家生技医療産業策進会（生策会）は11日、台北市南港区の第202兵工廠跡に設置予定のバイテク研究拠点「国家生技研究園区」（面積25ヘクタール）の建設地を台北県林口郷に変更する構想の再考を馬英九総統に陳情した。12日付経済日報が伝えた。
行政院は最近、第202兵工廠跡に鴻海集団（フォックスコン）が進出を希望していることや南港地区の土地高騰を理由に、中央研究院に対し、生技研究園区の建設地を林口郷に変更することを打診していた。
生策会の陳維昭会長ら業界関係者は、王金平立法院長らとともに馬総統に会い、行政院の構想に反対する意向を伝えた。
業界を代表して中天生物科技（マイクロバイオ）の路孔明董事長は「南港での生技研究園区建設は、（隣接する）中央研究院の研究開発能力と連携し、産業拠点を形成する狙いがあった。生技研究園区が他の場所に移るならば、南港に形成されるべきバイテク産業拠点は瓦解する」と訴えた。
