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作成日：2010年2月26日_記事番号：T00021158
台塩が中国子会社設立、政府系企業で初
台塩実業は25日、中国・福建省アモイ市に現地子会社の貿易商社「台湾廈門進出口有限公司」を設立した。台湾の政府出資企業として初の中国子会社設立で、台塩の中国本部となる。26日付工商時報が新華社の報道を基に伝えた。
洪璽曜台塩董事長はアモイを中国の本拠地として選んだ理由について、「台湾から近く行き来が便利で、保税園区があるなど物流環境が整っている。また、中央政府と福建省がともに海峡西岸経済区（海西特区）を全力で支援しているためだ」と説明した。当面は中国市場を開拓し、次段階では工場設置も考慮しているという。洪董事長は、中国の消費者に合わせた商品開発も検討したいと強調した。
同社はまた、台湾国際酒業とともに、アモイで保税園区や物流園区を運営する中国国営企業の廈門象嶼集団と、戦略提携の意向書を締結した。台塩製品の中国市場開拓を象嶼集団が支援する計画となっている。
