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ステンレス2社の3月価格、値上げ幅は約3%


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年2月26日_記事番号:T00021159

ステンレス2社の3月価格、値上げ幅は約3%

 
 ステンレス大手、燁聯鋼鉄(YUSCO)と唐栄鉄工廠は25日、3月の台湾域内・輸出向けオファー価格の、約3%値上げを決定した。台湾市場向け価格は1トン当たり3,000~5,000台湾元(約8,340~1万3,900円)、輸出向けは同170~270米ドル引き上げる。原料のニッケル供給量が、一部産出地で起きたストライキにより制限を受けた上、中国市場での需要が強く国際価格が上昇し続けていることが値上げの理由だ。26日付工商時報が伝えた。

 業界関係者によると、ニッケル国際価格は先ごろ最高2万400米ドルに、月平均価格も1万9,000米ドル近くまで上昇し、ステンレスメーカーはコスト反映のため値上げを余儀なくされている。今後は川下メーカーにも値上げが波及する見通しだ。

 域内価格値上げ幅は、YUSCOが▽300系冷延製品、1トン4,000元▽300系熱延およびビレット、同5,000元▽316L、同3,000元――で、430系熱延・冷延製品は据え置く。唐栄は300系熱延・冷延製品について同4,000元引き上げる。