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作成日：2010年3月2日_記事番号：T00021214
台玻、中国で板ガラス工場新設を決定
ガラス最大手、台湾玻璃工業（台湾ガラス、台玻）は１日の董事会で、中国・陜西省咸陽市に8,000万米ドルを投じ年産33万トンの板ガラス工場を新設することを決定した。2011年第４四半期に量産に入る予定で、同社にとって中国で５カ所目、最大の板ガラス生産拠点となる。２日付工商時報が伝えた。
台玻によると、新設する工場は最先端の省エネ技術を導入し、二酸化炭素（ＣＯ２）の排出量削減基準を厳しく設定するなどで、初期投資費用が高めとなるが、長期的にみれば生産コスト抑制や効率向上が見込める。
同社の中国での板ガラス生産能力は現在、年産約200万トン、新工場の操業後はシェア３位入りが期待される。証券会社は、中国市場の板ガラス需要は過去５年、毎年２けた成長しており、台玻は今年２割以上の増益が見込めると予測している。
