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作成日：2010年3月2日_記事番号：T00021217
富邦金控、中国中信集団とリース合弁
富邦金融控股傘下のベンチャーキャピタル、富邦金控創投は１日、中国の中信集団傘下の中信資産管理と合弁で、北京にリース会社「中信富通融資租賃有限公司」を第３四半期にも設立すると発表した。中台間で１月中旬に金融監督に関する覚書（ＭＯＵ）が発効して以降、初めて発表された金融機関同士の提携例だ。２日付経済日報が伝えた。
合弁会社の資本金は５億人民元（約65億円）で、出資比率は中信資産管理が51％、富邦金控創投が25％、北京市通州区綜合投資などその他株主が24％。当初の事業内容は残価処理、修理、リース取引のコンサルティング、担保業務などで、徐々にリース業務に本格参入する。事業地域も北京市だけでなく、広東省、浙江省、江蘇省などに拡大する構えだ。
合弁相手の中信集団は、商業銀行の中信銀行をはじめ、資産管理、証券、信託、投資ファンド、保険、不動産、インフラ建設など金融業務から非金融業務まで幅広く手掛ける企業グループ。昨年時点で総資産は１兆6,300億人民元に達する。富邦金控はほかの金融分野でも中信集団と提携する可能性がある。
