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太陽電池の契約価格、供給不足も値上げ困難


ニュース その他製造 作成日:2010年3月2日_記事番号:T00021218

太陽電池の契約価格、供給不足も値上げ困難

 
 2日付電子時報によると、台湾の太陽電池メーカーは昨年第4四半期以降、市場が供給不足に陥る中、製品価格の引き上げを検討しているとの観測が何度も出ているが、実際には契約価格の大幅な値上げには踏み切れていない状況だ。太陽電池メーカーによると、平均価格は1ワット(W)当たり1.3米ドル前後を推移しており、上半期は需要が高止りするも、「値下がりはまずない」としか言えないという。顧客側は値上げを受け入れる姿勢を見せているものの、金融危機発生時に発注を取り消された苦い記憶を持つメーカーは、同業他社との競争から長期契約を維持するために小幅な値上げにとどめざるを得ないようだ。

 太陽電池モジュール業者によると、台湾太陽電池メーカーより生産能力が大きい中国の無錫尚徳太陽能電力(サンテック・パワー)や阿特斯陽光電力科技(CSIアトス)などの垂直統合型メーカーに値上げの動きがみられないことも影響しているようだ。