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翔鷺集団、PIAプラントを増設へ


ニュース 石油・化学 作成日:2010年3月2日_記事番号:T00021219

翔鷺集団、PIAプラントを増設へ


 中国の台湾系石化メーカー、廈門翔鷺集団が福建省漳州市古雷経済開発区に建設中の石油化学プラントに年産25万トンの高純度イソフタル酸(PIA)プラントが建設される見通しとなった。2日付経済日報が報じた。

 PIAプラントの投資額は7億4,300万人民元(約97億円)で、年内に認可を取得し、着工したい構えだ。操業開始は2012年を見込む。パラキシレン(PX)精製過程の副産物であるm-キシレン(1、3-ジメチルベンゼン)が原料となるため、建設地はPXプラントの隣接地となる。
 
 同社はPX、高純度テレフタル酸(PTA)のプラント起工式を行ったばかりで、来年第1四半期の操業開始を見込んでいる。PIAプラントの増設はPXプラントの川上と川下の垂直統合を強化し、生産品目を多様化する狙いがある。PIAはペットボトルの材質強化剤などに使われる。