ニュース
鉄鋼・金属
作成日：2010年3月2日_記事番号：T00021220
鉄筋大手２社、２〜３％値上げ
鉄筋大手の豊興鋼鉄と東和鉄鋼企業は１日、原料のスクラップ鋼価格の急上昇を受け、台湾市場向け鉄筋製品価格の2.16～3.4％の引き上げを発表した。２日付経済日報などが伝えた。
豊興の値上げ幅は、▽鉄筋、１トン当たり400台湾元（約1,100円、2.16％）▽Ｈ形鋼、同700元（3.4％）──、東鋼は、▽鉄筋、500元（2.6%）▽Ｈ形鋼、同600元（2.6％）──。
鉄筋の実際の取引価格は、豊興で１トン当たり１万8,400元に、東鋼が１万9,500元程度になるとみられている。今後も価格上昇が続くとみられ、建設業界のコストを押し上げる見通しだ。
スクラップ鋼は米国での大雪で供給がひっ迫し、１トン当たり385～390米ドルに値上がりした。春節（旧正月）以降だけでも20米ドル近く上昇している。
