交通部数拠所の統計によると、２月の新車登録台数は前年同月比16.6％増の１万8,087台に上った。一部車種の３月値上げを前に購入に踏み切った消費者がみられたほか、ディーラーも一部車両の新車登録を前倒しで済ませたことから、業界予想を上回った。２日付工商時報が報じた。
春節（旧正月）が例年１月か２月にあるため、台湾では１～２月通算の業績で前年度と比較するケースが多いが、今年１～２月の販売台数は４万4,033台で、前年同期比18.8％増となった。
トヨタの台湾総代理、和泰汽車は、最近の株式相場の上昇や、経済指標から景気回復傾向が読み取れることから、３月の自動車市場規模は２万5,000万台もあり得ると楽観予測を示した。裕隆日産汽車、中華汽車工業、台湾ホンダなどは、昨年同月の約２万台を若干上回り、２万1,000～２万2,000台と予測している。
