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遠伝の3.5G網拡張、華為が初受注


ニュース 電子 作成日:2010年3月2日_記事番号:T00021226

遠伝の3.5G網拡張、華為が初受注

 
 遠伝電信(ファーイーストーン・テレコム)が、今年の3.5世代(3.5G)携帯電話通信網の拡張計画で、設備をスウェーデンのエリクソンおよび中国の通信機器大手、華為技術から調達すると明らかにした。華為が台湾の通信キャリア大手の設備を受注するのは初めてで、市場では基地局1,000台余り、調達額は数十億台湾元(1元=約2.8円)規模とみられている。2日付工商時報が伝えた。

 遠伝は先ごろ3.5G網の拡張に前年比34%増、業界最高の86億元を投じる意向を示したばかりで、調達先として予想されていたノキア・シーメンス・ネットワークス(NSN)が外されたことが注目を集めている。

 華為は近年、低価格戦略を武器に、中国やインドなど新興市場でシェアを伸ばし、昨年は第3、第4四半期にNSNを超え世界2位に躍り出た。通年シェアは▽1位エリクソン、35%▽2位NSN、21%▽華為、20%――で、上位2社の脅威となっている。昨年の販売額は過去最高の302億米ドル、今年は360億米ドルを目指している。