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大型液晶パネル生産額、Q1は8.3%増予測=ITIS


ニュース 電子 作成日:2010年3月2日_記事番号:T00021228

大型液晶パネル生産額、Q1は8.3%増予測=ITIS

 
 工業技術研究院産業経済趨勢研究センター(IEK)の産業技術知識サービス計画(ITIS)は、昨年第4四半期の台湾メーカーによるフラットディスプレイの生産総額が前期比4.8%減の3,819億1,000万台湾元(約1兆630億円)となったと発表するとともに、今年第1四半期の大型液晶パネル生産額は価格上昇により8.3%増の2,476億3,000万元に達するとの予測を示した。2日付工商時報が報じた。

 昨年第4四半期の大型パネルの生産額は、パネル価格の上昇が一服し出荷もペース鈍化したため、前期比3.4%減の2,286億5,000万元となった。今年第1四半期は、モニター、ノートパソコン、テレビ用パネルの1月価格が、春節(旧正月)期の末端需要の拡大、および稼働日減少による川下メーカーの在庫積み増し需要の高まりに応じて再上昇したことから、前期比で8.3%増加するとの予測だ。 

 中小型パネルの昨年第4四半期の生産額は、例年のオフシーズンにより前期比32.4%減の303億9,000万元となった。有機発光ダイオード(OLED)パネルの生産額は18億9,000万元で、TN/STNパネルはオフシーズンに加えて携帯電話用でTFTパネルに押されていることから、前期比約1割減の62億8,000万元となった。中小型パネルの今年第1四半期の生産額は、引き続き4.5%減少する見通しだ。