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華宝受託のパーム機、在庫20万台以上に


ニュース 電子 作成日:2010年3月2日_記事番号:T00021229

華宝受託のパーム機、在庫20万台以上に

  
 2日付工商時報によると、携帯電話端末の受託生産メーカー、華宝通訊(コンパル・コミュニケーションズ)は、同社が製造を担当するパーム社のスマートフォン「Pixi Plus」の売れ行きが不調で、華宝が抱える在庫量が20万~30万台に達し、同社単月売上高の3分の2(11億~16億台湾元)に相当する売掛金が一時的に回収できない事態となっているという。

 パームの「Pixi Plus」は、米スプリント・ネクステルへの供給機種については順調に消化が進んでいるが、昨年から供給を開始した米携帯電話サービス最大手のベライゾン・コミュニケーションズでの販売が進まず、在庫がだぶついている。

 ベライゾンでの不調は、リサーチ・イン・モーション(RIM)製品やアンドロイド機種を重点的に販売していることが原因とみられるが、業界関係者は富士康国際(FIH)製の「Pre Plus」よりも、華宝製品の不調が特に目立つと指摘する。

 ただパームは既に販促強化に5億米ドルを投じ、ベライゾン・コミュニケーションズの販売拠点にも人員を派遣していることを明らかにしており、華宝が売掛金を回収できる可能性も高まっている。