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馬英九総統、ECFAで一般市民と対話へ


ニュース その他分野 作成日:2010年3月3日_記事番号:T00021237

馬英九総統、ECFAで一般市民と対話へ

 
 中台間で現在、締結に向けた交渉が進められている両岸経済協力枠組み協議(ECFA)で、馬英九総統が一般市民を対象にした説明会に自ら参加する。馬総統が参加するのは、自宅がある台北市文山区で5日午後に行われる説明会で、市民からの質問に直接答える予定だ。現職総統が政府の重要政策に関する一般向け説明会に参加するのは初のケースで、反応が良ければ今後、中南部で開催する説明会への参加も検討する。3日付中国時報が報じた。
 
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市民との直接対話は農家などに泊まり込んだ総統選の選挙活動「ロングステイ」以来。「このままでは次期総統選に出馬できない」との風評さえ立ち始めた馬総統(左)は人気ばん回を図れるか(2日=中央社)
 
 今回の計画について中国時報は、昨年以来、地方首長選挙や立法委員補選などで国民党の敗北が続き、馬政権の人気に陰りが見える中、業績を強くアピールすることが狙いと指摘している。

 当日はECFA締結に反対する勢力による会場周辺での抗議活動が予想されるが、民進党の黄偉哲立法委員は、「反対の声を恐れて会場に国民党支持者を動員するならば、馬総統が出席する意味はない」と指摘した。