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桃園空港第3ターミナル、建設前倒しへ【図】


ニュース 運輸 作成日:2010年3月3日_記事番号:T00021240

桃園空港第3ターミナル、建設前倒しへ【図】

 
 交通部は桃園国際空港の機能改善に向け、第3旅客ターミナルの建設を当初計画より繰り上げる方向で検討している。これに対し、一部専門家から安全上の懸念を指摘する声が上がっている。3日付自由時報が伝えた。
 
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 交通部は第3旅客ターミナルの旅客処理能力を年間2,000万人と見込んでおり、2年以内に着工し、2016年の完成を目指す方針だ。

 第3旅客ターミナルは当初、航空科学館そばに建設が計画されていたが、周辺開発の桃園航空城事業推進に当たり、日本の顧問会社から現在の第1、第2旅客ターミナルの中間に建設する案が示された。現在は駐車場と管制塔に充てられている用地で、管制塔は移転する必要が生じる。

 葉匡時・交通部政務次長(次官)は「三つのターミナルが隣接し、ビジネス・会議施設、商業施設などを開発でき、ターミナルを分散させるよりも効果的だ」と指摘した。

 これに対し一部専門家からは、「管制塔を移転すれば、死角が生じ、安全性に懸念がある」との意見も出ている。専門家は現状でも既存のターミナルの旅客処理能力には余裕があるため、第3ターミナル新設よりも滑走路の拡張を優先すべきだと提言している。