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タイヤの正新と建大、5〜10%値上げを検討


ニュース その他製造 作成日:2010年3月3日_記事番号:T00021242

タイヤの正新と建大、5〜10%値上げを検討

 
 3日付蘋果日報によると、タイヤ原料となる石油化学製品の国際価格上昇を受け、主要タイヤメーカーが値上げを検討している。今月中にも値上げを実施するとみられる正新橡膠工業と建大工業の上げ幅は、5~10%となりそうだ。

 現在、タイヤの材料となるブタジエンは昨年第4四半期の上昇幅が2割近く、その後も上昇を続け、2月には1トン当たり最高2,000米ドルまで上昇、現在も同1,850米ドル前後の高水準で推移している。

 こうした状況を受け、世界のタイヤ大手は粗利益維持のため、ミシュランが全面値上げ、ブリヂストンも一部で4~8%値上げを行っており。台湾メーカーもこれに追随するもようだ。

 証券会社によると、正新は今月中旬にも値上げするとみられ、第1四半期の売上高が前年比38.24%増の45億台湾元(約125億円)に、連結売上高は208億元、純利益は25億5,000元で前年比60%増の大幅成長となる見込みだ。建大については、値上げ後、単月売上高が8,000万~1億6,000万元増加すると予測されている。