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中鋼の6月域内価格、4月初旬に発表へ【図】


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年3月3日_記事番号:T00021247

中鋼の6月域内価格、4月初旬に発表へ【図】

 
 中国鋼鉄(CSC)はこのほど、6月分の台湾市場向け価格について、2カ月前の4月初旬に前倒しで開示することを決定した。川下からの要望に応えたもので、鄒若斉・中鋼総経理は、「川下メーカーにとって5月の輸出オファー価格決定や受注に有利になる」と語った。ただ中鋼は依然、従来の開示方法が適切とみており、今後の開示時期は市場の安定を待って改めて検討するとしている。3日付工商時報が伝えた。
 
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 なお、6月分の域内価格については、上げ幅が熱延製品で1トン当たり1,500台湾元(約4,200円、約7.5%)を上回るとの市場予測が出ている。原料となる鉄鉱石や石炭の国際価格上昇幅が予想を上回る50%超となり、1トン当たりの製造コストが100米ドルを超える見込みであることが主因だ。

 鄒総経理は、「価格動向は国際大手の第2四半期価格に追随する」と明言は避けたが、新日鉄は既に同期価格で1トン1万5,000円程度の値上げを検討しており、中鋼の値上げは確実なもようだ。