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作成日:2010年3月3日_記事番号:T00021250
ネットワーク機器各社、中国での生産能力増強を積極化
明泰科技(アルファ・ネットワークス)、正文科技(ジェムテック・テクノロジー)などネットワーク機器メーカーは今年に入り、華東を中心に中国での生産ライン新設や拡充計画を積極化している。3日付電子時報が報じた。
明泰科技は、既存の華南工場の生産能力不足から、昨年下半期に新設を決めた江蘇省常熟市の生産拠点で、今年相次いで工場棟が完成する予定だ。ただ、本格的な量産開始は2011年からとなりそうだ。今後華南工場は中国国内向け、常熟工場は国外向け製品の生産を主力とする。
正文科技も常熟での新工場設置を進めており、今年6月に第1期工事が完了し、量産準備に着手する予定だ。同工場は今後電子ブックリーダーやフェムトセル(室内小型基地局)などの新製品を主力とする予定だ。
江蘇省蘇州市に拠点を持つ中磊電子(サーコム)が互億科技(Billionton)から昨年買収した同地の工場は現在、工場棟の整理と生産ラインの設置作業を進めており、早ければ下半期に量産に入る。今後単月100万台の生産能力が加わる見込みだ。
智易科技(アルカディアン・テクノロジー)の江蘇省昆山工場も、第1四半期中に生産ライン2本の追加設置を終える予定だ。