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高雄で海空経貿城計画、2632億元投資


ニュース その他分野 作成日:2010年3月4日_記事番号:T00021264

高雄で海空経貿城計画、2632億元投資

 
 呉敦義行政院長は3日、南北の開発格差是正に向け、高雄地区で高雄港と高雄国際空港(小港空港)を中核とする「海空経貿城計画」に2,632億台湾元(約7,290億円)を投じる意向を明らかにした。4日付工商時報が伝えた。

 同計画は高雄市一円の経済活性化を図ることが狙いで、行政院経済建設委員会(経建会)は年内に具体案づくりを進める。素案によれば、高雄港の拡建路以北を「経貿生活区」と位置付け、貿易、金融機関、企業本部などの企業誘致を推進する。拡建路以南は高雄港を中心拠点、小港空港を副拠点として、大陸間コンテナターミナルなどを建設し、自由貿易港区としての整備を目指す方針だ。

 呉行政院長は「南部では政府が北部ばかり重視し、南部を軽視しているため、南部の競争力が向上しないとの思いが強い。各地の均衡した発展を図ることが必要だ」と強調した。

 経建会の黄万翔副主任委員は「高雄は港湾と空港をいずれも備えている上、遊休用地が多い。交通インフラの整備と組み合わせ、全体的な活性化を図れば、高雄港は米ボルチモアのように観光、レジャー機能も備えた港湾に生まれ変わる」と指摘した。