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高所得者の健康保険料率、6%に引き上げへ


ニュース 公益 作成日:2010年3月4日_記事番号:T00021265

高所得者の健康保険料率、6%に引き上げへ

 
 行政院はこのほど、全民健康保険の保険料算定の基準となる「投保金額(保険基礎月額)の累進階級の上限を現行の13万1,700台湾元から18万2,000元へと大幅に引き上げるとともに、現行一律4.55%の保険料率を高所得層に限り6%に引き上げる方針を固めた。全民健康保険の財政悪化に対応し、高所得層に応分の負担を求めるのが狙いだ。4日付中国時報が伝えた。

 6%の保険料率が適用される高所得層の定義に関しては、月収5万~6万元以上とする方向で検討が進んでいるが、結論は出ていない。楊志良・行政院衛生署長は「今回の見直しは高所得者だけが影響を受け、60~70%の加入者には影響はない」と説明した。引き上げ時期は4月を見込む。

 中央健康保険局の試算によると、月収20万元の加入者の場合、月額保険料は現在の1,798元から3,276元へと引き上げられ、1,478元の負担増になる見通しだ。