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台北港の新埠頭、供用開始を来年に再延期


ニュース 運輸 作成日:2010年3月4日_記事番号:T00021266

台北港の新埠頭、供用開始を来年に再延期

 
 台北港コンテナターミナルに昨年9月完成した第2期埠頭(ふとう)2カ所は、金融危機の影響を受けて供用が今年中旬まで延期されたが、現在、供用中の第1期埠頭2カ所の利用率が4割にも満たないことから、第2期埠頭の供用開始は来年初頭まで再度延期されることが明らかとなった。また、第3期埠頭3カ所も建設が延期される見込みだ。4日付工商時報が伝えた。

 昨年2月に供用開始した第1期埠頭は、処理能力が100万TEU(20フィートコンテナ換算)で、当初70万TEUの利用が予想されたが、実際には36万TEUにとどまっている。また、新埠頭の供用を開始すると権利金6,000万台湾元(約1億6,600万円)の支払い義務が発生するため、運営会社の台北港貨櫃碼頭公司は供用開始をさらに半年延期することを決めた。

 利用率の低迷は、台湾域内の各港湾で取扱量が減っている上に、新たな埠頭の建設で処理能力が供給過剰となっていることが原因だ。台北港貨櫃碼頭公司は今月10日にも関係業者と対策を協議する。