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高雄でM6.4地震、高鉄が台中〜高雄運休


ニュース 社会 作成日:2010年3月4日_記事番号:T00021268

高雄でM6.4地震、高鉄が台中〜高雄運休

 
 4日午前8時18分頃、高雄県甲仙郷を震源とするマグニチュード6.4の地震が発生し、嘉義や台南など南部を中心に強い揺れを観測した。

 中央社によると各地の震度は、▽震度6、嘉義県大埔、台南県楠西▽震度5、高雄市、台南市、嘉義市、屏東県三地門、高雄県桃源、雲林県斗南▽震度4、台中市、花蓮市、南投市──など。台北市は震度2だった。

 地震の影響により、台湾高速鉄路(高鉄)は左営発台北行の上り110号が嘉義付近で車体がレールから外れるトラブルが発生。乗客乗員にけがはなかったものの、高鉄は線路の点検のため、4日は台中~高雄で終日運休とした。台湾鉄路(台鉄)も一時嘉義~善化で運転を見合わせるなど、高鉄・台鉄で計6,000人以上の足に影響が出た。

 台南県山上郷では上場繊維メーカー、宏遠紡織(エベレスト・テキスタイル)の工場が地震が原因とみられる火災で全焼した。けが人などがなかったものの同社の当初見積もりで被害額は1億台湾元(約2億7,700万円)を超えた。
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猛火に包まれて炎上する宏遠紡織の工場。可燃性原料に火が付き一挙に燃え広がったとみられる(4日=中央社)