ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

TIMC、経済部長が「見放し発言」


ニュース 電子 作成日:2010年3月4日_記事番号:T00021283

TIMC、経済部長が「見放し発言」

 
 施顔祥経済部長は3日、DRAM業界各社を集めて開いた会合で、行政院国家発展基金(国発基金)による台湾創新記憶体(TIMC)への出資は行われないと改めて表明した。TIMCの運営資金については、「同社は民間企業であり経営を続ける場合は民間から資金を獲得すべきだ。経済部はTIMCの資金調達に干渉も介入もしない」と発言した。政府の「DRAM産業再生プラン」に基づいて設立されたTIMCは、目的を果たせないまま政府から見放された形だ。4日付経済日報などが報じた。

 施経済部長は一方で、今後3~6カ月以内に、DRAM業界の資金や人材不足を解消し、海外企業との提携を推進するための新たな総合プランをまとめる考えも提示した。

 施経済部長はまた、会合で「DRAM産業は依然台湾で発展させることができる」という重要な共通認識が得られたと明らかにした。DRAMは現在台湾と韓国、日本のみが生産しており、中国ではまだ生産が行われていないことが根拠だと説明した。