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南亜科・イノテラ2月はともに減収


ニュース 電子 作成日:2010年3月4日_記事番号:T00021284

南亜科・イノテラ2月はともに減収

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下のDRAM大手メーカー、南亜科技の2月売上高は41億4,100台湾元(約113億5,500万円)で、前月比12%の減収となった。同じく台プラ傘下の華亜科技(イノテラ・メモリーズ)も33億6,000万元で、同16%減となった。4日付電子時報が伝えた。

 南亜科技の減収について、連日昌同社総経理は、春節(旧正月)連休で稼働日が少なかったことや、12インチウエハー工場の出荷量が、50ナノメートル製造プロセスへの移行作業によって月産能力の3万枚(ウエハー投入枚数)から1万~2万枚に減少したためと説明した。ただ、現在はほぼ3万枚のレベルに戻っている。

 連総経理は、第2四半期中には50ナノプロセスによる生産比重が上昇し、第3四半期からの大幅な増産に貢献できるとしている。

 またDRAM価格について白培霖同社広報担当は、「現在契約市場ではDD2、DD3ともに小幅な供給不足状態で、3月の契約価格が上昇する可能性もある」と予測した。同社の顧客のうち、契約顧客は70~80%の比重を占めるという