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エルピーダ、TIMCからの出資見送り【表】


ニュース 電子 作成日:2010年3月4日_記事番号:T00021285

エルピーダ、TIMCからの出資見送り【表】

 
 DRAM大手、エルピーダメモリの坂本幸雄社長は2日、読売新聞のインタビューに対し、台湾政府がDRAMメーカー再編を目的に設立した台湾創新記憶体(TIMC)から200億円の出資を受け入れる当初の構想を見送る方向となったことを明らかにした。4日付工商時報が報じた。  台湾のDRAM業界関係者からは、エルピーダとTIMCの交渉決裂を示唆する発言が相次いでいたが、坂本社長が出資受け入れ計画の断念を公に表明したのは初めてだ。
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 TIMCは当初、経営再建中のエルピーダの増資を引き受けることで、同社株式の10%を取得する計画だった。しかし、立法院が行政院国家発展基金(国発基金)によるTIMCへの出資に反対する決議を行ったことで、エルピーダへの出資財源が確保できない見通しとなり、出資計画は頓挫を余儀なくされた格好だ。