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作成日：2010年3月5日_記事番号：T00021291
タクシー狙いの睡眠薬強盗殺人、女を逮捕
タクシー運転手を言葉巧みにモーテルに誘い込むなどして、10件以上の睡眠薬強盗に及び、３人の運転手を殺害したとして、捜査当局は４日、容疑者の女を台北県樹林市内で強盗殺人の疑いで逮捕した。５日付中国時報が伝えた。
逮捕されたのは、江雲卿容疑者（39）で、今年１月から今月初めにかけ、台湾鉄路（台鉄）の板橋、万華、桃園、基隆の各駅、台北市の都市交通システム（ＭＲＴ）龍山寺駅などで「観光地を回りたい」などとタクシーをチャーターするように装った後、「運賃を払えないので、モーテルに行こう」などと言葉巧みに運転手を誘い、睡眠薬を飲ませ金銭を奪っていた。このうち、男性３人は意識を失った状態で浴槽に放置され死んでいるのが見つかった。
江容疑者は身長145センチと小柄で、捜査当局は当初、共犯の存在を疑ったが、その後の供述から単独による犯行だったことが判明した。江容疑者は逮捕当時、運転手から奪った現金約３万台湾元（約８万3,000円）を所持していたほか、自宅からは被害者の携帯電話や犯行に使ったとみられる睡眠薬が発見された。
