ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

震源は未知の断層か、負傷者96人【表】


ニュース 社会 作成日:2010年3月5日_記事番号:T00021293

震源は未知の断層か、負傷者96人【表】

 
 4日に高雄県甲仙郷を震源として起きたマグニチュード(M)6.4の地震では、死者は出なかったものの、96人がけがを負い、建物20棟が傾く被害が出た。5日付中国時報が報じた。
T000212931

 
 今回の地震の震源は地表から5キロメートルと浅く、中央気象局は一帯で知られた潮州断層、旗山断層、六亀断層とは直接関係のない、未知の断層によって引き起こされた可能性を指摘している。中央大学地球科学系の馬国鳳教授も同様の見方で、潮州断層の北側で従来発見されていなかった西北から東南方向に走る長さ30~50キロの断層が関係したとみている。馬教授は同断層の構造から、再度地震が発生しても4日の規模を上回ることはないという見方だ。

 なお、甲仙郷では108年前の1902年3月にもほぼ同じ場所で震度6の地震が起きている。4日に起きた地震と同一の断層かは、当時のデータが不十分のため不明だ。