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南部の地震被災地、土石流に警戒必要


ニュース 社会 作成日:2010年3月5日_記事番号:T00021294

南部の地震被災地、土石流に警戒必要

 
 5日に高雄県甲仙郷を震源とするマグニチュード(M)6.4の地震の発生によって、被災地では地盤が緩み、土石流など二次災害が発生する可能性が指摘されている。5日付自由時報が伝えた。
 
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震央に近い高雄県高樹郷大埔村。古い家屋の屋根のれんがが大量に落ちた(4日=中央社)
 
 専門家は震源付近が昨年8月の台風8号(アジア名・モーラコット)による被災地とも重なっており、雨季の豪雨で土石流が発生しやすい状況になっていると注意を呼び掛けた。特に震源付近の旗山溪、荖濃溪などでは豪雨時の土砂崩れや土石流に厳重な警戒が必要だ。

 中央気象局は地震被災地で7日以降に大雨が降ると予想している。さらに、5~6月は梅雨の季節に当たるため、行政院農業委員会水土保持局は近く、被災地で土石流警戒標準を強化する方向で検討する。

 中央気象局気象預報中心の鄭明典主任は「1999年の台湾中部大地震の発生後、山間部で土石流が相次いだ。震源の甲仙郷では昨年の台風8号で既に土石流が起きており、今回の地震で地盤がさらに緩んでいる」と警告した。