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温室ガス削減目標、10年間で45%=行政院


ニュース その他分野 作成日:2010年3月5日_記事番号:T00021297

温室ガス削減目標、10年間で45%=行政院

 
 行政院は4日、節能減碳推動会(省エネルギー・温室効果ガス排出量削減推進会議)を開き、「国家節能減碳総計画(省エネ温室効果ガス削減総計画)」を決定した。2020年時点で温室効果ガスの排出量を05年当時の水準まで削減することが柱だ。5日付工商時報が伝えた。

 今回示された目標によれば、台湾は今後10年間で温室効果ガスの年間排出量を45%(2億1000万トン)削減する方針だ。さらに25年時点では00年の水準まで排出量を抑制する。排出削減幅は韓国の30%、インドネシアの26%などを上回る水準だ。経済部は経済分野別に削減目標の割当量を決定する。具体的な削減目標は3月末までに関連官庁に提出を求め、それを基に行政院経済建設委員会(経建会)が検討を進める。

 今回の方針決定により、今後は鉄鋼、石油化学などエネルギー集約型産業で環境影響評価が強化される可能性が高く、経済競争力に対する微妙な影響も懸念される。