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猫空ロープウエー、3月末にも運行再開へ


ニュース 運輸 作成日:2010年3月5日_記事番号:T00021301

猫空ロープウエー、3月末にも運行再開へ

 
 支柱下部の土砂流出により、1年5カ月にわたり運転を休止している台北市の猫空ロープウエーについて、同市政府は支柱移転工事の落成検査を終え、3月末にも運行が再開される見通しとなった。ただ、運行再開までには3カ所の問題点を改善することが求められた。運営会社の台北捷運公司は7~10日間で改善可能で、その後試運転に入るとしている。5日付聯合報が伝えた。
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猫空ロープウエーの安全問題を追及してきた民進党の台北市議会議員らは、この日も落成検査の監視に訪れ「非公開のブラックボックス検査」と批判した(4日=中央社)

 落成検査はゴンドラ130台を実際に動かす形で、運行時に予想されるさまざまなトラブルも想定して実施された。その結果、検査委員からは、▽支柱の排水システムの早期完成▽夏場のゴンドラ内の温度が高くなり過ぎる点の改善▽土壌内の力の変化を把握するため重要支柱での水圧計設置──などの改善措置を講じるべきとの意見が示された。

 運行中断期間には、4,000万台湾元(約1億1,150万円)かけて途中の支柱に冠状歯車を増設した。ケーブルを動かす主歯車が何らかの原因で動かなくなった場合、冠状歯車がゆっくりとケーブルを動かし、ゴンドラが空中で立ち往生する事態を防ぐ。