ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）４日、従来3,000人としていた今年の新規採用枠を、12インチウエハー工場の生産拡張が順調に進んでいるため5,000人に拡大すると宣言した。また業界２位の聯華電子（ＵＭＣ）も同日、南部科学工業園区（南科）の12インチウエハー工場「Fab 12Ａ」の生産能力拡充に向け、製造プロセスや研究開発（Ｒ＆Ｄ）などの分野で1,000人のエンジニアを採用すると発表した。５日付工商時報が伝えた。
ＴＳＭＣの左大川上級副総経理によると、同社は半導体事業に限らず、太陽エネルギーや発光ダイオード（ＬＥＤ）といった事業分野でも採用を進める構えだ。
ＵＭＣは経験の有無を問わず募集を行う予定で、速やかな人材育成のため、南科に研修センターを設立、業務に必要な技能を４週間で習得させる計画だ。
