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作成日：2010年3月8日_記事番号：T00021333
生保のレッドチップ株投資、解禁検討
行政院金融監督管理委員会（金管会）は、生命保険会社の豊富な投資資金が不動産市場に流入することを防ぐため、30年物の長期国債の発行再開に加え、香港レッドチップ銘柄（中国本土企業の香港法人株式）への投資を解禁する方向で検討に入った。８日付工商時報が伝えた。
保険会社の投資ポートフォリオは、不動産の占める比率が高く、豊富な投資資金が不動産市場に流入し続けた場合、不動産価格の上昇に拍車がかかることが懸念されている。このため、金管会は生保会社の余裕投資資金を消化する新たな投資先としてレッドチップ銘柄に着目した。
レッドチップ銘柄をめぐっては、台湾の投資家による直接投資が先月末に解禁されており、生保会社によるレッドチップ銘柄への投資を追加解禁する案が有力となっている。生保業界は今後、香港Ｈ株（香港に直接上場する中国本土企業）や中国Ａ株（国内投資家向け株式）も投資対象に含めるよう働きかけていく方針だ。
