ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

小麦など輸入基幹物資、営業税免税措置を6月まで延長か


ニュース 食品 作成日:2010年3月8日_記事番号:T00021336

小麦など輸入基幹物資、営業税免税措置を6月まで延長か

 
 8日付蘋果日報によると財政部は、9日で期限を迎える小麦、大豆、トウモロコシ、大麦の4大輸入基幹物資にかかる営業税(付加価値税、5%)の免税措置について、6月9日まで3カ月間再延長することを内部で確定したもようだ。

 李述徳財政部長はこれについて「確かに検討を進めているが、正式決定後に外部に公表する」としている。台湾区飼料工業同業公会の洪堯昆理事長は、「免税措置の延長は、産業全体にプラス効果をもたらし、物価の安定にも貢献する」と歓迎するコメントを行った。

 財政部関係者は、最近基幹物資の国際価格に下落が見られ、輸入コストも低下すると考えられるが、依然市場での価格調整が追い付いておらず、3カ月の調整期間を設けることになるとの見方を示した。

 4大輸入基幹物資の営業税免税措置は、2008年3月から期限を1年間として導入され、昨年3月に1年延長された。今回再延長が決まれば、27カ月連続の免税となる。今回の延長では、約40億台湾元(約113億円)の税収減が予測される。