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ステンレス2社、来週にも5%値上げか


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年3月11日_記事番号:T00021422

ステンレス2社、来週にも5%値上げか

 
 ニッケル国際価格が年初から3割近く上昇していることを受け、ステンレス大手、燁聯鋼鉄(YUSCO)と唐栄鉄工廠は、来週にも3月後半の台湾域内・輸出向けオファー価格を引き上げる。市場では熱延、冷延など主要製品の域内価格が1トン当たり5,000~6,000台湾元(約1万4,200~1万7,100円)、平均5%程度値上げされるとみられている。11日付工商時報が伝えた。

 川上の大手2社の値上げの動きに、允強実業など川下メーカーでも「ステンレス価格が引き上げられればコストを反映させるため追随値上げする」との方針を示している。

 ニッケル国際価格は2月末の1トン当たり1万8,976米ドルから、今月平均は同2万2,185米ドルへと16.91%上昇している。主に景気好転のほか、カナダのニッケル生産大手、ヴァーレ・インコでの労使闘争が収束せず、供給がひっ迫していることが原因だ。