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作成日：2010年3月11日_記事番号：T00021426
達方電子、ノート用キーボードで世界一も
明基友達集団のパソコン用部品メーカー、達方電子（ダルフォン）は今年、ノートＰＣ用キーボードの出荷量目標を前年比27.3％増の7,000万台分とし、世界シェア首位（約35％）に立つ可能性がある。11日付工商時報が伝えた。
一方、デスクトップＰＣ用の出荷量は昨年、通年ではマイナス成長となったが、オールインワン（モニター一体型、ＡＩＯ）の成長で下半期から持ち直し、今年は3,000万台分を見込んでいる。
また同社が米アップルのタブレット型ＰＣ「ｉＰａｄ」用外付けキーボードを受注したとの観測が出ていることについて、蘇開建総経理は直接の言及は避けたものの、「ＰＣキーボードは今年、高単価・高付加価値製品を主力に、全体で３割増の１億台分出荷、売上高200億台湾元（約570億円）を目指す」と強調した。
蘇総経理は、「昨年の連結売上高は293億元だったが、生産能力などに限りがあり10億元近くの受注に対応できなかった。今年は景気好転と生産能力拡充で30％の出荷成長を目指す」と述べた。
