ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

半導体リードフレームの順徳、素材の三菱伸銅と技術移転契約


ニュース 電子 作成日:2010年3月11日_記事番号:T00021433

半導体リードフレームの順徳、素材の三菱伸銅と技術移転契約

 
 ディスクリート半導体(個別半導体)リードフレーム大手の順徳工業(SDI)は10日、リードフレーム素材の銅および銅合金で日本最大手の三菱伸銅(本社・東京都品川区、浅尾晴彦社長)と、同社からの技術供与などを含む業務提携を行う契約で正式に調印を行った。11日付電子時報などが報じた。

 三菱伸銅は銅および銅合金の異形条製造に関する技術供与および技術支援を行い、順徳工業は三菱伸銅マレーシア子会社から異形条製造設備を購入して南投工場に搬入、第4四半期に量産に入る予定だ。陳朝興・順徳董事長は、これまで三菱伸銅から調達していた異形条を自社生産できるようになり、コスト抑制効果が期待できると語った。

 両社の基本合意書によると、SDIに設置される異形条製造ラインの月産能力は当初300万トン、2011年には600万トンまで増強、順徳の需要1,500万トンの40%を満たす計算だ。年間の調達コスト7,000万~8,000万元の削減が見込まれる。

 三菱伸銅は今後、両社の提携関係強化のため、順徳の第三者割当増資に応じ5億円(出資比率3.4%)を出資する予定だ。