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サンディスク、台湾各社に対する特許訴訟取り下げ


ニュース 電子 作成日:2010年3月11日_記事番号:T00021434

サンディスク、台湾各社に対する特許訴訟取り下げ

 
 メモリモジュール大手の創見資訊(トランセンド・インフォメーション)、威剛科技(Aデータ・テクノロジー)などNAND型フラッシュメモリー関連各社はこのほど、同メモリー大手の米サンディスクから特許侵害で提訴されていた裁判で、サンディスクが訴訟を取り下げたとの米ウィスコンシン州地裁からの通知を相次いで受け取った。業界関係者によると、NAND型フラッシュメモリー業界全体の景気回復に伴い、サンディスク側に、和解して提携関係を結んだ方が得策との意向が強まったためとみられる。11日付電子時報が報じた。

 台湾のメモリーモジュールメーカーは従来、NAND型フラッシュメモリー調達をサムスン電子やハイニックスなど韓国メーカーに頼ってきたが、近年ハイニックスが規模を縮小し、インテル、マイクロン・テクノロジーなどが勢力を伸ばす中、米メーカーとの関係を強めていた。

 ところが、2009年に大手NAND型フラッシュメモリーメーカーが契約市場の受注好調に伴ってスポット市場への供給を大幅に減少させたため、その際に同市場へ参入したサンディスクから調達を行う台湾モジュールメーカーが増えていた。