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「地震影響で買い占め現象」=メディアテック董事長


ニュース 電子 作成日:2010年3月11日_記事番号:T00021435

「地震影響で買い占め現象」=メディアテック董事長

 
 IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)の蔡明介董事長は10日、高雄県甲仙郷を震源として今月4日に起きた地震の影響で、供給不足を懸念する取引先による買い占め現象が見られるとした上で、「状況は深刻ではない」と述べた。11日付工商時報が伝えた。

 地震によって台湾積体電路製造(TSMC)や聯華電子(UMC)などの南部科学工業園区(南科)の製造拠点で生産に影響が出ていることに加え、中国では5月にメーデー休暇を控えており、メディアテックの顧客の中にも部品の在庫不足を懸念して、買い占めに走る企業があるという。

 今後の市場動向に関しては、「第1、第2四半期は良好だが、今年後半については今のところ模様眺めだ」と語った。

 蔡董事長はまた、宏碁(エイサー)、鴻海精密工業が産業創新条例の法人税優遇策維持を訴えたことに関連し、「エイサーは鴻海の意見は個別企業の見方にすぎない」と述べ、特定企業の利益に配慮し過ぎるのは得策ではないとの認識を示した。