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高鉄の脱線車両、地震急停車に1分16秒【表】


ニュース 運輸 作成日:2010年3月12日_記事番号:T00021446

高鉄の脱線車両、地震急停車に1分16秒【表】

 
 今月4日に高雄県甲仙郷を震源として起きた強い地震の際、台湾高速鉄路(高鉄)で脱線事故を起こした車両は、当時時速298キロメートルで走行しており、ブレーキ作動から停車まで1分16秒かかり、停止したのは3.3キロ先だったことが分かった。12日付聯合報などが伝えた。
 
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 ただ、高速で走行中の列車が停止するまでに一定時間を要することは避けられず、交通部高速鉄路工程局は地震感知から停車指令までのプロセスは正常だったとの認識を示した。

 同局が公表した走行記録によると、今回の地震で緊急停止した列車は6本で、うち4本は時速300キロ近くで走行中だった。沿線の地震計は地震発生から18~27秒後に警報を発し、6本では警報から1.87~2.52秒後に急ブレーキが作動した。朱旭・高鉄工程局長は「当初設計の3.68秒よりも早く作動した」と説明した。

 朱局長はまた、停止後の避難誘導が遅れ、乗客が最長4時間にわたり車内に閉じ込められたことに関しては、「送電が止まっているかどうかの確認に時間を要したほか、ドアから地上まで2メートルの高さがあり、旅客が降りられるか懸念があった」などと釈明した。