ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）の張忠謀董事長は11日、派遣人材の一部に代わる正職員2,400人の募集を行うと表明した。また、液晶パネル大手、友達光電（ＡＵＯ）も同日、今月中旬から募集を行う今年度の新規採用枠を2,500人と発表した。12日付中国時報が伝えた。
ＴＳＭＣの広報は、「正職員の増員はコスト増にもなるが、士気も上がり、企業としての一体感が高まる」とメリットを強調した。現在の派遣人材の人数は明らかにできないが、既存の派遣人材が正職員登用を希望すれば優先的に採用したいと述べた。
ＡＵＯは今夏卒業予定の大学院生、２年以上の経験者、中・上級管理職など幅広く募集する。また、パネル関連の専門職だけでなく、今後注力する予定の有機発光ダイオード（ＯＬＥＤ）パネルや、太陽光発電事業関連の人材も募集していく考えだ。まず13日の新竹科学工業園区（竹科）での「竹科就業博覧会」を皮切りに、台湾全土10数カ所で募集活動を行う。
