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作成日：2010年3月15日_記事番号：T00021489
ＡＵＯ、ＴＰＶとポーランドに合弁工場
液晶パネル大手の友達光電（ＡＵＯ）は12日、液晶モニター受託生産分野で世界最大手の冠捷科技（ＴＰＶテクノロジー）と共同でポーランド西部のゴジュフに液晶パネルモジュールと液晶テレビを生産する工場を設置すると発表した。ダウ・ジョーンズ電などが伝えた。
双方はマレーシア・ラブアン島登記の合弁会社、ブリビクトリー・ディスプレイ・テクノロジーを通じ、4,000万米ドルの初期投資を見込む。出資比率はＡＵＯが51％、ＴＰＶが49％。
新工場はＡＵＯにとって、チェコとスロバキアに次いで３カ所目の液晶パネルモジュール生産拠点となる。
ＡＵＯの李焜耀董事長は「ＴＰＶは欧州の液晶テレビ市場で実力を備えており、両社の提携はＡＵＯの欧州市場強化に役立つ」と説明した。今回の合弁は、新・奇美電子（チーメイ・イノルックス）発足で液晶パネルの安定した供給を確保する鴻海科技集団（フォックスコン）に、欧米市場で対抗する狙いもあるとみられる。
