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レッドチップ銘柄の預託証書、解禁へ


ニュース 金融 作成日:2010年3月16日_記事番号:T00021503

レッドチップ銘柄の預託証書、解禁へ

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)は、香港上場のレッドチップ銘柄を対象に台湾で預託証書(DR)の発行を認める方針を固めた。16日付工商時報が伝えた。

 これに先立ち、金管会は2月25日に台湾の証券会社経由でレッドチップ銘柄を売買することを解禁しており、「政策一貫性」を確保する立場から、レッドチップ銘柄によるDR発行も認めることにした。レッドチップ銘柄の直接売買が解禁された以上、それに基づくDRを解禁しないと、整合性が取れないと判断した格好だ。

 金管会の定義によれば、レッドチップ銘柄とは、中国の政府または企業が直接・間接を問わず30%以上を出資し、中国本土外の主に香港に登記された企業で、香港市場に上場している97銘柄が該当する。DR発行に際しては、関連審査を通過することが必要となる。

 台湾市場では海外の台湾系企業14社が昨年DRを発行している。レッドチップ銘柄のDR解禁をきっかけとして、監督当局は年内に香港、シンガポールの上場銘柄を中心に20社のDR発行を誘致したい構えだ。