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新竹風城購物中心、再利用計画が浮上


ニュース 商業・サービス 作成日:2010年3月16日_記事番号:T00021505

新竹風城購物中心、再利用計画が浮上

 
 新竹市中心部で2007年に閉鎖された大型商業施設「新竹風城購物中心」(同市中央路)について、シルバーケア事業を手掛ける景開生活事業(ゲンケイ・ライフケア)は15日、建物の再利用計画を明らかにした。16日付工商時報が伝えた。

 風城購物中心は、雍聯建設、利台紡織などが160億台湾元(約454億円)を投資し、日系の松屋百貨、ジャスコを核店舗として2003年に開業したが、集客力不足で多額の負債を抱え、07年末までに完全に営業を中断した。その後も債権団との調整は進んでいない。

 ゲンケイは風城購物中心を高齢者向けのシルバーケア施設や商業施設に改装し、信託方式で長期的に債務解消を図っていく案を提示している。同社の鍾金丞董事長は「風城購物中心をシルバーケア施設に改装し、新竹科学工業園区で働く従業員の家族や両親をターゲットに、質の高い老後の福利厚生を提供したい」と述べた。
 
 ゲンケイは同園区で働く従業員の8%に当たる1万人が期間20年の老後信託計画に加入した場合、20年間で400億元の事業規模が見込まれ、うち80%を運転資金に、20%を債務処理に充てれば、80億元に上る風城購物中心の債務問題を解決可能と試算している。