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クアンタ、医療無線通信の英企業に出資


ニュース 電子 作成日:2010年3月16日_記事番号:T00021517

クアンタ、医療無線通信の英企業に出資

 
 ノートパソコン受託生産大手の広達電脳(クアンタ・コンピュータ)はこのほど、医療用無線通信技術の開発を行う英Toumaz Technology社の株式1%を取得した。投資額は大規模なものではないとみられるが、クアンタの医療電子分野での積極的な展開姿勢を示すものだ。Toumaz社の発表を基に16日付電子時報が報じた。

 Toumaz社は、低電力、低価格の無線通信技術の開発に注力しており、超低電力センサーインターフェースとトランシーバープラットフォームを合わせた「Sensium」システムで知られる。同システムはセンサーを体に貼付けて生体情報を読み取り、無線通信を用いて監視するもので、医療関係者から質の高い看護の提供に有益との評価を受けている。

 クアンタの林百里董事長はこれまで、▽クラウドコンピューティング▽コネクティビティ(接続性)▽クライアント端末──の「新3C」分野を今後の重点項目とすると表明している。「新3C」に掲げるクライアント端末には、家庭用、医療用、オフィス用などで使用されるものが含まれるとしており、今回の出資はこのうち医療分野にかかわるものだ。