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胡台中市長に抗議の学生、カッター所持


ニュース 社会 作成日:2010年3月17日_記事番号:T00021527

胡台中市長に抗議の学生、カッター所持


 胡志強台中市長が16日、中興大学(台中市南区)で中台間の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)に関するシンポジウムに出席した際、大学生2人が大声を張り上げ抗議。うち亜洲大の学生1人が取り押さえられた際、カッターナイフを所持しているのが見つかり、大学側は警察に通報する措置を取った。17日付自由時報が伝えた。
 
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取り押さえられた学生は、警察の調べに対し「ECFAに対する疑問をぶつけたかっただけだった」と供述した(17日=中央社)

 学生らは胡市長が開会のあいさつを行った際、学生が「学術の殿堂に政令を伝えにきたのか」「ECFAに関する住民投票をなぜ行わないのか」などと叫んで抗議。いったんは事態が収まったかに見えたが、今度は別の学生が会場を去ろうとした胡市長に近づき、「売台奸(台湾を売り渡す裏切り者)」などと叫んだ。この際、学生がカッターナイフを取り出したため、現場で取り押さえられた。

 胡市長は「事件は市民がECFAの署名に大きな疑問を抱いていることを示すものだ。事件後に学生の親から市長室に謝罪の電話があった。学生は実際には何もしていないので、責任は問わないし、告訴もしない」と話した。