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野良犬への餌やり、台北県が取り締まりへ


ニュース 社会 作成日:2010年3月17日_記事番号:T00021528

野良犬への餌やり、台北県が取り締まりへ

 
 台北県政府はこのほど、市民が野良犬の餌やりで環境を汚染した場合に取り締まることを決定した。廃棄物清理法により1,200~6,000台湾元(約3,400~1万7,000円)の罰金が科されることとなる。ただ、動物行政を主管する行政院農業委員会(農委会)は「野良犬にも生存の余地を与えるべき」と疑問を呈している。17日付中国時報が伝えた。

 台北県動物疾病防治所は「大漢渓や新店渓の河川敷で、市民が野良犬に与えた食物の食べ残しやごみが散乱しており、苦情も多いためだ」と説明した。今回の取り締まり実施は、同県政府の環境保護局や農業局、河川敷を管理する高灘地工程管理処が協議して決定したという。

 一方、農委会は「台北県の野良犬は過去5年で86%減少しており、人口100人当たりの野良犬の数は台北市、台南市に次いで少ない」と指摘。動物行政では既に積極的な野良犬の捕獲は行っていないとの方針を改めて強調し、犬と人間との共生を目指してほしいとの希望を表明した。